こんにちはー。「しゃけづ」です。
「先端恐怖症」という恐怖症をご存じでしょうか?
私の言葉で伝えようとすると、針や鉛筆のような「とがったもの」を直視することに不快感や不安を覚えてしまう。
と言ったものです(詳しくは下で説明します)。
今回の記事では「実際にどのような症状になるのか」「どんな感じなのか」と言うのを調べたものを交えて私個人の感覚と共にお伝えしたいと思います。
先端恐怖症は「限局性恐怖症」の一つ
そもそも、「先端恐怖症」は高所恐怖症や閉所恐怖症のようなものと同様に「限局性恐怖症」というものに分類されるものみたいです。
ん?「限局性恐怖症」ってなんだ?と言うことで、引用します。
限局性恐怖症とは、特定の状況、環境、または対象に対して、非現実的で激しい不安や恐怖感が持続する状態です。
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もう少し詳しく見てみます。
限局性恐怖症はよくみられる不安症で、12カ月の期間で調べると、成人の約8%で認められます。
最も多くみられる限局性恐怖症としては、動物に対する恐怖(動物恐怖症)、高い所に対する恐怖(高所恐怖症)、雷雨に対する恐怖(雷恐怖症または雷鳴恐怖症)などがあります。
少なくとも5%の人が、血液、注射、けがに対して少なくとも若干の恐怖を抱いています。限局性恐怖症がある人ではしばしば2つ以上の恐怖症が認められます。
限局性恐怖症がある人は、不安や恐怖感を引き起こしそうな特定の状況や対象を避けるか、多大な苦痛を感じながらその状態に耐え、ときにパニック発作を起こすことがあります。
しかし、そうした不安が過剰であるという自覚があり、自分に何らかの問題があることは気づいています。
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なるほど。限局性恐怖症は成人の8%にはみられる症状と言うことで、意外と周りにいるのかもしれませんね。
確かに、雷の音が苦手、高いところに行けない、エレベータに乗れないと言った人は私の周りでも珍しくはありません。
それと「不安が過剰である」と言う記述については、なんか納得してしまいます。もちろん、自覚もしています。
先端恐怖症とは?
ここでは「先端恐怖症とは何か」また、「どのような症状が出るのか」について見て行こうと思います。
まずは、限局性恐怖症に該当する「先端恐怖症」についての説明を見ます。
尖端恐怖症(先端恐怖症、せんたんきょうふしょう、belonephobia)とは、鋏・針・鉛筆・ナイフ・カッターなど、先端が尖った物が視界に入った時に強い精神的動揺を受け、身体に一時的な変調をきたす神経症の一種である。
また鋭く尖っていなくとも、光沢のある鉄柱を脇目に捉えてしまったり、指やペンなどを向けられても反応してしまう場合もある。
鬱病の部分症状として現れ、先端が尖ったものを向けられると、異常に反応してしまう。症状が重い場合はパニックに陥ることもある。
特に、発熱や睡眠不足など、体調が優れない時は症状が酷くなる。医学的な治療法は、抗不安薬や抗うつ薬の薬物療法が一般的である。
阪神カウンセリング・ラボ 用語集 先端恐怖症
針などのとがったものに対し過剰な反応を示してしまうことが先端恐怖症の特徴と言えます。
私の場合はパニックに陥るほど重度ではありませんが、その日の調子により日常生活不便だなと感じる程度です。
そのため、現在に至るまで病院には行かずに生きてきました。最近は行ってみようかなと考えています。
「体調が優れない時は症状が酷くなる」と言う記述がありますが、全くその通りです。
私の場合は特に寝不足時にとがっている物に対しての反応が強くなるように感じます。特に朝食時はとがったものに対して敏感に反応してしまいます。
強い精神的動揺、反応と上の文章にありますが、次の「先端恐怖症の具体的な症状」にて私個人の症状の具体例についてお話しします。
先端恐怖症の具体的な症状(私の場合)
先端恐怖症の記述にある「強い精神的動揺」「異常な反応」というものは具体的にはどのような物なのでしょうか?
ここでは、私個人の場合ですが「尖った物を見たときどのように思うのか」「どのような反応を示すのか」についてお話しします。
尖った物を見たときどのように思うのか
まず、限局性恐怖症の一つである「高所恐怖症」「閉所恐怖症」と対象や状況は違えど似たような気持なのかなと考えます。
例えば、「高所恐怖症」の場合「高いところに立つ」と「下に落ちてしまうのではないか?」という感情が過剰な反応を示してしまうのだと思います。
「閉所恐怖症」の場合「エレベーターやサウナ・MRI」に入ると「このまま閉じ込められて出られなくなってしまうのではないか」と言う感情や「閉塞感」から過剰な反応を示してしまうのではないでしょうか?
「先端恐怖症」についても同様なことが言えます。
例えば「ペン先を向けられた場合」
私の場合「ペン先を向けられる」と感じるのは「ペンが目に向かって向かってくるのではないか」と言うものに近い感情です。
その時、目元に違和感のようなものを覚えてしまいます。
正直、現実的にペンが目に向かって勝手に飛んでくるなんでそんなことはありえないでしょうし、私としてもそれはわかっています。
しかし、そうしても不快感や不安が襲ってきます。
特に私の場合は「目に向かってくる」と言うニュアンスが大切なところで、この感情が次に話す反応に繋がるのではないかと考えます。
どのような反応を示すのか
ペン先が目に向かって来たらどのように反応しますか?
「避ける」というものも一つの答えなのかもしれませんが、「ペン先を向けられた場合」私の反応は目を瞑りたくなる衝動にかられます。
なにか目元に違和感を感じて目を閉じたくなったり、目を覆ったり、おでこ辺りを抑えたくなります。
極まれにまぶたが痙攣することもあります。ピクピクする訳ですね。
私の場合、まぶたの痙攣は散髪に行ったときに起こっています。
その原因は「ハサミ」でした。
前髪を切るために目の前でハサミが往復して、その時に目を瞑ったのですが、瞑ったままでもどうしてもハサミが向かってくるイメージがぬぐい切れずまぶたが痙攣したことを覚えています。
尖った物を見るとそれらが自分に向かってくると感じ、それが不快感と不安につながっているのかなと思います。
先端恐怖症ってどんな感じ?
なんだか文章が堅苦しくなってしまったのですが、ここからは「先端恐怖症ってどんな感じ?」というぼやっとするものに答えていきたいと思います。
不便でーす。
この一言に尽きます。
本当に不便ですね。どこにいても尖っている物は存在しますし、私の場合はテーブルの角や車のワイパーにも目に向かってくる感覚を覚えます。
運転するときは、片手でおでこを抑えて運転するときもあります。
ゲームをしている時も反応します。その時も画面の向こうに存在するものなのに、目を覆いたくなる場合もあります。
伝わる人には伝わるのですが、Apexというゲームの「ブラッドハウンド」のスキンに「ペスト医師」と言うスキンがありまして、かっこよくてビジュアル的にも好きなのですが
なんと、くちばしが尖っていてまともに見れないという弊害が・・・
先端恐怖症の方には申し訳ないのですが、こんな感じな訳ですよ。私も記事作ってて見るのがつらいわ!
尖っている物は世の中に溢れに溢れている訳です。
箸・つまようじ・ボールペン・時計の針・学園ハンサム・フェンシング・・・挙げればキリががありません。
何かのきっかけでそれに気が付いてしまうともうその時点で目を閉じたくなるやらおでこに手を当てたくなるやら、最悪です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の記事では、先端恐怖症はどのような物かと言った部分や実際にどのような感覚になるか・どう反応するか・どう感じているのか
と言った部分も私個人の感覚ではありますが言語化させていただきました。
この他にも「苦手な尖った物についての記事」や「先端恐怖症になったきっかけ」というものも記事として書いているので、興味を持った方は見ていただければ幸いです。
今回は以上になります。
それでは、また。