どうも、しゃけづです。
今回は、人間の本能シリーズ第2弾。
「保有効果」についてです。
それではよろしくお願いします。
保有効果とは?
保有効果または授かり効果。
自分の所有物を実際の価値よりも高く見積もったり高い評価をしてしまうことで所有する前とあとでモノに対する価値観が変わってしまう心理をさすものです。
物を所有した瞬間に生まれる「愛着」
これが湧くと途端に自分の物を高めに見積もってしまう。
対象は高額なワインや長年住んだ家等様々。
特に、値段が定まっておらず正規の取引が行われないもの(オークションでしか取引が行われない絵画など)に顕著に現れるようです。
確かに、一度手にしただけでそのものに対する考えが急にプラスになったりすることがあります。
例えば、株や他のアセットについても同じようなことが言えます。
対象の個別株のポジションを持った瞬間。
その企業に対してプラスの印象が湧いたり、「この株は上がるはずだ」「もっと価値があるはずだ」という気持ちが出てきます。
これも、保有効果なのでしょう。
BTCなどの仮想通貨。これも、少し持ってみると途端に気持ちが変わります(経験談)。
あれだけ懐疑的だったのに、持った瞬間に愛着がわいてしまうのでしょうね。
まあ、その保有効果が、損切りを遅らせたり、高値になっても売れなかったりする原因でもあります。
こういった気持ちでの売買はなるべく避けたいところです。どう客観視できるかが分かれ目なのかもしれません。
保有効果を良い方向に生かしたい
保有効果。上記の説明を読んでみると悪いようなイメージがありますが、
「保有することで価値を見出す可能性がある。」と言うのは中々ポテンシャルがある性質だと思いませんか?
保有するものが良かろうと悪かろうと愛着が出ればこっちのもんです。
物を長く使う分にはこの保有効果。うまく生かせるかもしれません。