・政策
・株価
・過去
こういったものは、自分でコントロールすることはできない。
しかし、なぜか自分で舵を取ろうとそれについて考えたり、必要以上にリソースを割いてしまうことがある。
こういった「自分でコントロールできない事象」への向き合い方は時間を有効に使うためにも、心の余裕を保つためにもとても大切なことだとつくづく実感する。
冒頭で挙げた3点以外にも、自分でコントロールできない事象は山のように存在する。
自分がいくら考えても、どんなことをしても変えられないことに対して、グダグダと文句を言ったり、必要以上に考えたり、抵抗したとしても何も起きない。
いくら政策に文句を言おうとも、マイナンバーカードは広がっていくし、保険証は廃止される。新札も発行されるし、税金も上がる。
いくら株価について考えてもいつ何が起こるかは分からない。ブラックスワンが来れば下がるし、ネガティブな情報でも株価が上がるときもある。
あの時こうすればよかった。若いころ楽しめばよかった。あの時こうしていればこうなっていた。後悔している時間は意外と長い。
自分でコントロールできない事象に対しては、何をやっても何を思っても何を発言しても、自身で舵を取ることはできない。これは紛れもない事実だ。
どうだろう。この記事を書いている私はもちろん。皆さんも、何にリソースを割くべきか考え直してみるというのは。
たまにはコントロールできない事象についてよく考えることも大切だとは思うが、それを毎日やってはいけない。
極力、自分でコントロールできることにリソースを傾けることがやはり大切だろう。
「税金が上がる」この事実を受け止めてこれからどう自分が収入を上げ支出を下げるか。
「株価が上下する」下がったからと言って自分の持っている株を売却するのか。しないのであれば考えない方後良い。
「あの時こうすればよかった」自分にはこれからしかない。やればよかったと後悔していることは今から始めて本当に遅いことなのだろうか。
実行に移せる選択肢が無いものに関してうだうだ考えて時間を浪費するよりも、自分で変えられることに対して時間を使えばきっと後悔は少なくなるだろうと思う。
実際に行うのは難しいが、そのように考えた方が、変えられないことに対しリソースを割くよりも良い人生が送れるだろう。