3月14日：短く感じる
連絡がこない。遅すぎる。
仲介業者を通して社宅を確保してもらっているものの、連絡が遅すぎる。ということで朝一でメール。そしたらその日のうちに連絡が来る。
手続きに時間が掛かっておりまして―なんて言っていったが嘘だろ。
やっとカギを受け取るまでの流れが掴めた。
連絡が来る前にしびれを切らして電気・水道手続きを完了させる。ガスは念のため待つことに。
それからは引越し準備。正直、１日１日が惜しい。
そんな中、今は働いている大学の先輩に飲みを誘われる。個人的には行きたかったものの、出発の前日のため、申し訳ないが断る。
お世話になった先輩で、会いたかったなあ。
私にとっては１年間働いているという時点で凄いと感じる。と同時に時の流れの速さを感じる。
大学４年間。
金銭面的には頼りっぱなしで申し訳ないと思うと同時に、総じてとても楽しい時間を過ごせたと感じる。
だからこそ、時が短く感じる。
もうすぐここを出なくてはいけない。
3月15日：引越し準備完了
今日一日は未だ片付いていないモノたちを段ボールに詰める作業をしていました。
引越しは明日、まあ、荷物を引き取ってもらうだけなのですがね。
部屋は段ボールたちが占拠しています。ゲーム機やモニターも入れてしまったので、誘惑が無くなった（笑）。途中、友人から借りていた本を見つける。あ、やべ。と思いながら連絡。
卒業式には出席するらしく、まだ会える。良かった。
不動産屋からの連絡が昨日やっと来たので、ガスの開栓手続きも済ませます。ガス会社に電話を掛けたのですがその際に、ガスすでに開栓していますよと言われる。不動産屋からはお客様で電気水道ガスは連絡をしろとあったが謎。
引越しに話を戻すと、実は荷物が運び込まれる前日に新居には到着しているので、布団が必要なことが判明。ぎりぎりになって「あれ？荷物来ない間どうやって寝るんだ？最悪床か？」と思い出し、そっちは別で宅急便を頼むことに。
だらだら引っ越し作業を進め深夜１時。やっと引越し準備が終わる。
ひと段落ついたので深夜に親とカップラーメンを食す。←体に悪すぎと思う。こんな時間も以外に貴重。
引越し先では知っている人が周りに誰もいなくなる。独りになる。一人の時間は待ち望んでいて、楽しみにしていたが、まだ地元を離れてすらいないというのに寂しさもこみあげてくる。
働くとは何か、充実した生活とは何か、そんなことも改めて考えさせられる。
3月16日：地震
今日は引越し業者が来て荷物を回収していった。
お疲れ様です。飲み物でも渡せばよかったなこれは。
引越しの荷物自体は某レオなにがし物件に引っ越すこともあり家具付き。だから楽。
その後は引越し先に向かうための新幹線チケットを買いに行きました。あ、suika作るの忘れた。。。
それで帰宅してからは夕飯を食べて、寝てたらあっという間に21時。で、23時までぐだぐだして居たら急に地震。
久しぶりに緊急地震速報の不協和音聞いたわ。気分悪いし緊張感が増す。
2度に分けての地震。震度4の後、震度5くらい。
周りの友人に安否確認。全員無事だが部屋が凄いことになったらしい（写真では部屋はぐちゃぐちゃだった）。
地震は何度も経験するものですが、怖いものは怖いですね。今は卒業式や新居への移動もあるし、こんな大切な時期に自信になると勘弁してほしいという気持ちになる。
最近ネガティブな気持ちにしかなれないので、そんな中で更にネガティブ要因が追加されると、悲観しすぎてしまう。ノイローゼにでもなりそう。
3月17日：嫌になる
今日は転出届の手続きを市役所にしに行きました。
難なく手続きは完了しました。引越し当日までの準備は整った形になります。しかし、昨日の地震の影響で、新幹線が止まっている。
おや、新幹線が使えないとなると困るなあ。これは早めにバスに乗り換えた方が良いかもしれない。
それ以外は、部屋の掃除をしたくらい。
なんか、嫌になりますね。
地震もあって、戦争もあって、インフレもあって、その割に給料も上がらなそうで、税金は上がって、年金は少なくて。
そんな中でも今日は株価が上がっただの下がっただのばかばかしい。
昨日は地震があって、色々狂って、それなのに日経平均株価は26,652円89銭と前日より約890円も価格が上がっている。この数字の変動に意味はあるのだろうか。
明らかに悪い方向に向かっている気がするのに、市場は何かと理由をつけて上がったり下がったりを繰り返す。
明らかに時間の無駄なのに、気にしている自分が嫌になる。
3月18日：前日
今日は髪を切りました。2カ月強伸ばしっぱなしだった髪をようやく切ってから、祖父と祖母の家に行きました。
もう今日で最後かもしれないと、寿司を食べさせてくれました。祖父に「身体だけは気をつけろ。」祖母に「あっちに行くのかあ？」と言われて「うん。」と答えます。
祖父は私に手紙を書きたいらしく（従兄にも同じようにしている）、住所を知りたいというので、紙に書きました。会社名を教えてほしい資本金を教えてほしいというのでメモしました。
好奇心の塊ですね（笑）。
私は、いろんな人たちを置いて、遠い場所（私にとって）に働きに出ます。それと同時に、あらゆる面倒ごとを置いて。
それは開放感があるようにも感じますが、やはり感じるのは悲しさです。別れです。
帰る前に祖母は泣きそうになっていました。最後泣きそうな声で「また来てな」と。
はい。また来たいと思います。
話は変わりますが、「哲学」を学びたいと思っています。物事の解釈について色々と考え方を知りたいなと、まずは入門書からじっくり読めればいいなと思います。
それでメモ程度ですが３冊タイトルを書いておきます。
・知識ゼロからの哲学入門
・史上最強の哲学入門
・史上最強の哲学入門：東洋の哲人たち
3月19日：当日
地震の影響もあり、急遽夜行バスで地元を去ることになりました。
出発前に予約した新幹線チケットを払い戻し、親と寂しくなるなぁ。という会話を少々。で、私は出発前の荷物確認を行います。
荷物は送ってしまっているので、スーツケースなどという大層な物は持たずに済みそうです。
本当はトラベルプロとか引きずって歩きたいけど。
ひと段落ついてから、ファミレスに夕飯を食べに行きます。母は初め小さいサイズのパスタだけを頼んでいました。理由は胸がいっぱいだからだそうです。
私もそんな感じです。会話と言えば、「寂しくなる」しか話題に出ません（笑）。ですが、寂しいけれど心配はあまりしていないとのこと。どういうことだ（笑）。
私は相変わらず、「行ってもすぐ帰ってくるかもしれない（仕事を辞めて）」とか「働きたくない」とか、そんなネガティブなことばかりです。
働くって何だろうか。生きるって何だろうか。と会話に出しては一人で「うーん」と考えるばかりです。
で、夕飯を食べ終わって家に戻り、シャワーを浴びたら、祖母から電話がかかってきました。内容は「体に気をつけろ」という内容。「元気でな」という内容。
そんな悲しそうにされるとこちらもそうなってしまいます。
最後に親に深夜バスの場所まで送ってもらいました。車に乗っている最中。私は「なんか想像していた上京とは違うな」と言いました。
まあ、理想は
晴れた昼、新幹線、親の見送り、短い移動時間みたいな感じだとしたら。
現実は
雨が降っている深夜、夜行バス（ギュウギュウ）、寒い中待機、クソ長い移動時間
でした。バス停まで送ってもらうと車の窓越しに元気でとかなんとか言ってました。涙声で
深夜バスは色んな意味で眠れそうにありません。
3月20日：新居
案の定眠れませんでした。
2時間くらいは寝たと思いますが、さすがにしんどい。さて、新しい土地に降り立った私ですが、いくら時間があるからと言え観光名所を巡る心の余裕もありません。
人の多さと雰囲気に驚きつつ移動。
まあ、一応ちょびちょび写真は撮りつつ、不動産屋の営業時間の１０時まで暇をつぶします。知らない土地なのですが、意外とすいすい電車は乗れます。
お店は空いてないし、できることはマクドナルド寄ったり、ドン・キホーテ寄ったり位。
それで何とか時間をつぶし、疲れた状態でカギを受け取り、新居へ。
やっと着いた。
部屋はだいぶがらんとしています。まだ引越しの物がないので寂しいくらいです。ですが、新しい土地ということもあり、大学生になりたてで住処が変わった頃を思い出しました。あの何とも言えない高揚感。あれを思い出しました。
まさかこんな気持ちになるとは。
それで今日は買い出しをして、ちょっと周りについたよーと連絡をして終わり。
これからひとりで食っていかないといけないんだなと思うと荷が重いです。健康には気を遣いたかったのですが、今日は荷物がなにも届いていないので（布団以外）冷凍食品で済ませます。
ほんとに一人だ。
こんなことはあまり経験してこなかったので何とも言えない気持ちです。今はなんだかんだやることがあるので良いのかもしれませんが、慣れてきた頃に心が重くなりそうですね。五月病という言葉がありますが、１か月後はそうなりそうです。
まあ、また卒業式で地元に帰る予定なので、今のところはまだ。
