たばこ産業について、将来性がないと昨年あたりまでは思っていたけれど、そうでもないかもしれない。
職場にいる一定数が、継続的にタバコを吸っている様子を見て思うのは、
「依存させるタイプのビジネスってホント儲かるのだろうな」と言うことだ。
値上があったとしても、彼らは少なくともタバコを断つことはないだろう。いや、断てないというべきか。
数十分おきにイライラして、たばこ休憩。嫌なことを一瞬でも忘れさせる。脳みそを空っぽにできる存在。
意外とこういった代物は少ない。
しかし、最近の若い世代はタバコを吸わない。
と言う。
確かに、同期、同級生。タバコを吸っているのは半分を下回っている。誰もかれもがハードボイルド映画や雰囲気に惹かれてタバコを吸う時代は終わった。
が、SNS等の普及に伴って、比べるという行為はいつでも行えるようになっている。
それに伴って仕事・日常生活における精神的なストレスはここ数十年でさらに多くなったと言えるのでは無いか。
そのストレスを解消・和らげるためにタバコの代替品となっている物。もしくはなりうるものは何だろうか。
個人的にはCBD関係があり得るのではないかと考えている。
依存性は無いものの、タバコの代わりになり得ると思う。また、たばこよりも抵抗感がない(私の場合だが)。
タバコの場合、ニコチンによる身体的依存の側面が大きいが、CBDは精神的依存の側面が大きい。
「依存性がない」と言っても、それは身体的な依存の話であって、精神的な依存はどんなものでも対象になる。
ポピュラーになり、誰もが吸うようになった瞬間。誰もが精神的に依存するようになった瞬間。
酒のように税金が課せられ、法的規制が敷かれ、市場を独占する企業が現れるだろう。
日本において、その市場を独占する立場に最も近いのは、JT(日本たばこ産業)ではないだろうか。