過去、ホテルとすこー--しだけ関わりのあるアルバイトを行っていました。
フロントか、ドアマンか、清掃か、はたまたホテル施設内にあるお店か。
そんなことはどうだっていいんですが(笑)。
水準的には一般的なホテルと同じくらい。
1人1泊1万5000円~2万円くらいの水準の場所です(スイートルームは除く)。
1Fにはラウンジがあり、お茶が楽しめ、駅からの距離も近い。そんな場所です。
私は泊ったこともないのですが(笑)。
そんなところで1年ほど働いていましたが、宿泊者の中には一般層より圧倒的に良い暮らしをしている人達が多く来ていると感じました。
お客さんの水準は、コンビニよりも圧倒的に良かったです(一部とんでもクレーマーがいるのは事実ですが)。
もちろん、ホテル慣れしていない(私のような)人も多いですが、中には毎日ラウンジに来て入り浸る人や普通に働いたとして手に入れることができない高級車でいらっしゃる方、十数泊もしていく方。色々いました。
清潔感があり所作が異様に丁寧な人間と、それと全く真反対の人間。そしてそれを傍観している自分。
なんだか私の知らない別世界が広がっているようで、現実を突きつけられるような。面白いような。そんな気分でした。
お金持ちにはそれなりの特徴も存在していそうです。
なぜこんな話をしたかというと。最近もそんな別世界を垣間見たからです。
私の仕事柄、平日に休むことは珍しくはありません。
この日は確か、月曜日。富士山を見に行きました。
私は満員電車から通勤する人をまるで他人事のように眺めながら(この時の気分は最高。)
ある程度標高のある場所まで行ってみました。
実際に見てみると、富士山に上りたくなる人の気持ちが分かります。
その道すがら、富士山がちょうどよく見えそうなホテルを発見しました。過去にアルバイトを行っていたからなのか、自然と目線はそのホテルと「こんな平日に宿泊している人間ってどんななんだろうか?」
という疑問が湧いていました。
と同時に、入り口から出て行く車を見ると、山道向きの高そうなSUV車ばかり。そしてそれは悠々と上へ走っていく。
車で人を金持ちかどうか判断するのは間違ってはいますが、傾向として良い車に乗っているのは金持ちであるのは皆さんもお分かりなのではないでしょうか(なんだか認めたくはないでしょうが。私も。)。
そんな光景を見て、なんだか嫌になるような。しかし、羨ましいような。どちらの感情も湧いてきます。
恐らく、自分が知らないような別世界が、あの場所にはあるのだろうと。
平日のホテルに高いSUVに乗ってやってきて、ゆっくりと観光して過ごす。
必ずしも誰もが憧れるものではないでしょうが、少なくとも私は羨ましい。そんな生活をして生きてみたい。
が、今ある自分はどうか。節約・貯金ばかり頭にあり、なんだか余裕がない。車を持つなんてとんでもない。ましてやホテルに泊まる金がもったいない。
貧しい心と貧しい時間の使い方。
(笑)精神的・時間的にその真反対に近い。
モルディブに行かなくても、私より金を持っているのはいくらでもいる。
現状の私ができることは、どうやったら、あのようになれるのだろうかと。そう考えることだけですかね・・・