楽天証券で自分の資産推移を見ていて、気が付いたのはここ一年順当に増え続けていた資産額が今月に入って減少したこと。
前月よりも資産額が少なくなった。
資産額が少なくなったのは皆さんご存じの通り、米国の銀行破綻による株価下落が大きな要因。
シルバーゲート銀行から始まった銀行破綻はシリコンバレー銀行、そして現在。ファーストリパブリック銀行にまで広がろうとしている。
シルバーゲートはFTXがらみだから破産したのは特別だ。
シリコンバレー銀行はスタートアップ中心に融資している銀行、債券割合も高いから破産したのは特別だ。
シグネチャー銀行も仮想通貨が不安定でその割合も高く、健全性がないから特別で・・・
それでは今度のファーストリパブリック銀行は・・・どの面で特別な破綻と扱われるのか。
こうも今回は特別今回は特別と言われると言い訳がましく聞こえるものだ。
さて、問題の渦中あるファーストリパブリック銀行。どうやら幹部が株を売却しているらしい。
WSJ 「ファースト・リパブリック銀、幹部が大量の株売却していた」
クレディスイスに関しても同じように破綻の危険があるとそういった話も出ている(スイス国立銀行が500億スイスフラン(7兆円相当)を用意し救済に入るらしいが・・・)
BBC NEWS japan『クレディ・スイス、スイス中央銀行から最大7兆円調達へ 「流動性強化のため」』
どの救済方法も取り付け騒ぎに対して対応できるのかと考えると微妙なラインのようにも感じる。
だけれど、救済の判断に至るまでのスピード感。そこまでしてでも守らなくてはならないのだろうと必死さが伝わってくる。
この破綻の連鎖。止めることはできるのだろうか。
破綻の危機に対する反応は米国だけでは収まらない。
例に倣って日本もその煽りを受け株価が下落している。
3月は多くの企業の権利日が控えている。それを考えると、この下落は人によっては買い時に見えるだろう。
私も正直言うと株を買い増したい気持ちで一杯だ。
住友化学もナンピンしたいし、三菱HCCとかも買い増しを行いたい・・・
ものすごく株を購入したい(笑)。
が、ふと「権利日を過ぎたら一体どうなるのだろう」と考えると買いたい気持ちは収まる。
今、日本株がある程度高値を保っているのは権利日直前と言うことで買いの需要があるからだろう。と考えている。3月末以降、その需要は無くなる訳だ。そしてセルインメイがやってくる。
破綻危機が収まらないのであれば、下落圧力は相当な物ではないだろうか。
目先の利益(配当・優待)に乗らないという意味での胆力が求められている相場なのではと考える。
はやる気持ちを抑えて釣りをするのも大変だなと。
「買いたい」とか「買える余裕がある」と言うのが今の雰囲気っぽい。
こういう時程危ないし、買えばその分だけ下がって行く気がする。あくまで株を始めて2年ちょっとの私の経験ではあるが。
「買いたくない」という気持ちの時に買いに行く。本能とは全く逆のタイミング。これが金持ちになるために大切だと考える。
この通りに実行できて、上手く行ったときは皆さん是非私を褒めてほしい。
今は、次なる破綻がないか。破綻があった場合政府は全てをフォローできるのか、そしてどの程度それが持つのか。注視していくしかない。
一応、資産が半分になる覚悟だけはできている。